フェムケアマガジン特集
手足だけが冷える末端冷え性の原因と6つの改善方法を解説!
何をしても手足の冷えが改善されないと悩む女性が多く、年代問わず女性に起こりやすいのが末端冷え性の特徴です。この記事では、末端冷え性の原因と、改善するためのセルフケアを6つご紹介します。 末端冷え性とは? 末端冷え性とは、寒いわけでもないのに手足だけが冷たかったり、布団に入っても手足が冷えてなかなか寝付けなかったりする症状のことです。 体の冷えには以下のように4種類あります。 末端冷え性・・・手足がひどく冷えるタイプ 体温が低い冷え性・・・体温が35度台のタイプ 下半身の冷え性・・・上半身は火照るのに、下半身だけ冷えるタイプ お腹の冷え性・・・お腹が冷えて下痢や腹痛に見舞われるタイプ 末端冷え性は、体温はそれほど低くはなく、上半身の火照りもそれほどないのですが、体の末端である手足だけが異常に冷えてしまう症状です。なかには冬はもちろん、真夏でも手足が氷水に浸したように冷えてしまう方もいます。 また、末端冷え性の方の多くは体温が36度台と高めなので、上記の4つの冷え症のなかでは軽い症状といえます。とはいえ、末端冷え性をそのまま放置すると、より深刻な下半身の冷えや体温低下につながる可能性があります。 冷えが悪化すると頭痛やめまい、物忘れ、集中力の低下、風邪を引きやすくなる、むくみ、便秘、薄毛といった心身の不調が起こりやすくなります。 末端冷え性の主な原因 末端冷え性はなぜ起こるのでしょうか。その原因を追及してみましょう。 筋肉量が少ない 筋肉は体の熱を生み出すほか、血液を全身のすみずみまで送る役割があります。しかし、女性は男性より筋肉量が少なく皮下脂肪が多いため、熱を作り出す力が弱く、体が冷えてしまうとふたたび温まりにくいことが末端冷え性の原因のひとつといわれています。 自律神経の乱れ 自律神経とは、人が正常な状態を保てるよう内臓や代謝、体温といった機能をコントロールする神経を指します。自律神経には心身を活発にする交感神経と、体をリラックスさせて休ませる副交感神経があり、この2つの神経がバランスを取りながら機能することで、私たちは健康な毎日を送ることができます。 体温は朝目覚めたときがもっとも低く、昼過ぎから夕方にかけてゆるやかに高くなり、夜になるとふたたび下がっていきます。しかし、ハードワークやストレス、過度な緊張によって自律神経が乱れると、体温調節がじょうずにできず、体が冷える原因になることがあります。 また、ストレスや過度な緊張などで交感神経が優位な状態が長く続くと、血管が収縮して血液の循環が悪くなり、体の末端である手足まで熱を運ぶことができず冷えが生じやすくなります。 ホルモンバランスの乱れ 女性はエストロゲンとプロゲステロンの2つの女性ホルモンが、バランスを取りながら分泌されています。しかし、出産や更年期など、ライフステージの変化によってこのホルモンバランスが乱れると、自律神経が影響を受けて血液の循環が悪くなり、冷えにつながってしまいます。 また、月経時は排出される血液量が多くなるため、熱を伝えるための血液が末端まで届きにくくなり、冷えを招くとも言われています。「生理中はいつもより手足が冷える」という女性も多くいるほか、女性ホルモンの分泌量が大きく減少する更年期世代も、冷え性を起こしやすくなります。 薄着や締め付けの強い肌着や衣服の着用 スカートやノースリーブなど、肌の露出が多い服装や薄着は体を冷やす原因のひとつです。特に夏のエアコンが効いた室内では、冷えた空気が肌の体温を奪ってしまいます。 また、締め付けの強い肌着や衣服を着用すると、血行が悪くなり手足の冷えにつながります。 今日からできる!末端冷え性の解消法6つ ここからは、末端冷え性を改善するための方法を6つご紹介します。今すぐ簡単にできるものばかりですので、生活のなかにうまく取り入れて末端冷え性を改善していきましょう。 「首」「手首」「足首」の3つの首を温める 末端冷え性の改善は、まず体を冷やさないことがとても大切。特に「首」「手首」「足首」の3つの首を温めることが重要です。 首、手首、足首は体内の太い血管が通っているにもかかわらず、表面の皮膚との距離が近いため、外気による影響を受けやすく、体温が逃げやすい部位です。...
手足だけが冷える末端冷え性の原因と6つの改善方法を解説!
何をしても手足の冷えが改善されないと悩む女性が多く、年代問わず女性に起こりやすいのが末端冷え性の特徴です。この記事では、末端冷え性の原因と、改善するためのセルフケアを6つご紹介します。 末端冷え性とは? 末端冷え性とは、寒いわけでもないのに手足だけが冷たかったり、布団に入っても手足が冷えてなかなか寝付けなかったりする症状のことです。 体の冷えには以下のように4種類あります。 末端冷え性・・・手足がひどく冷えるタイプ 体温が低い冷え性・・・体温が35度台のタイプ 下半身の冷え性・・・上半身は火照るのに、下半身だけ冷えるタイプ お腹の冷え性・・・お腹が冷えて下痢や腹痛に見舞われるタイプ 末端冷え性は、体温はそれほど低くはなく、上半身の火照りもそれほどないのですが、体の末端である手足だけが異常に冷えてしまう症状です。なかには冬はもちろん、真夏でも手足が氷水に浸したように冷えてしまう方もいます。 また、末端冷え性の方の多くは体温が36度台と高めなので、上記の4つの冷え症のなかでは軽い症状といえます。とはいえ、末端冷え性をそのまま放置すると、より深刻な下半身の冷えや体温低下につながる可能性があります。 冷えが悪化すると頭痛やめまい、物忘れ、集中力の低下、風邪を引きやすくなる、むくみ、便秘、薄毛といった心身の不調が起こりやすくなります。 末端冷え性の主な原因 末端冷え性はなぜ起こるのでしょうか。その原因を追及してみましょう。 筋肉量が少ない 筋肉は体の熱を生み出すほか、血液を全身のすみずみまで送る役割があります。しかし、女性は男性より筋肉量が少なく皮下脂肪が多いため、熱を作り出す力が弱く、体が冷えてしまうとふたたび温まりにくいことが末端冷え性の原因のひとつといわれています。 自律神経の乱れ 自律神経とは、人が正常な状態を保てるよう内臓や代謝、体温といった機能をコントロールする神経を指します。自律神経には心身を活発にする交感神経と、体をリラックスさせて休ませる副交感神経があり、この2つの神経がバランスを取りながら機能することで、私たちは健康な毎日を送ることができます。 体温は朝目覚めたときがもっとも低く、昼過ぎから夕方にかけてゆるやかに高くなり、夜になるとふたたび下がっていきます。しかし、ハードワークやストレス、過度な緊張によって自律神経が乱れると、体温調節がじょうずにできず、体が冷える原因になることがあります。 また、ストレスや過度な緊張などで交感神経が優位な状態が長く続くと、血管が収縮して血液の循環が悪くなり、体の末端である手足まで熱を運ぶことができず冷えが生じやすくなります。 ホルモンバランスの乱れ 女性はエストロゲンとプロゲステロンの2つの女性ホルモンが、バランスを取りながら分泌されています。しかし、出産や更年期など、ライフステージの変化によってこのホルモンバランスが乱れると、自律神経が影響を受けて血液の循環が悪くなり、冷えにつながってしまいます。 また、月経時は排出される血液量が多くなるため、熱を伝えるための血液が末端まで届きにくくなり、冷えを招くとも言われています。「生理中はいつもより手足が冷える」という女性も多くいるほか、女性ホルモンの分泌量が大きく減少する更年期世代も、冷え性を起こしやすくなります。 薄着や締め付けの強い肌着や衣服の着用 スカートやノースリーブなど、肌の露出が多い服装や薄着は体を冷やす原因のひとつです。特に夏のエアコンが効いた室内では、冷えた空気が肌の体温を奪ってしまいます。 また、締め付けの強い肌着や衣服を着用すると、血行が悪くなり手足の冷えにつながります。 今日からできる!末端冷え性の解消法6つ ここからは、末端冷え性を改善するための方法を6つご紹介します。今すぐ簡単にできるものばかりですので、生活のなかにうまく取り入れて末端冷え性を改善していきましょう。 「首」「手首」「足首」の3つの首を温める 末端冷え性の改善は、まず体を冷やさないことがとても大切。特に「首」「手首」「足首」の3つの首を温めることが重要です。 首、手首、足首は体内の太い血管が通っているにもかかわらず、表面の皮膚との距離が近いため、外気による影響を受けやすく、体温が逃げやすい部位です。...
【女性鍼灸師が解説!】温活に効果的な7つの足ツボとは?全身を温めるには足の巡りの改善から。
『温活』という言葉が、一般的に使われるようになってきました。「体が冷えないように気をつけています。」「温活に取り組んでいます。」と言う方も増えてきたように思います。 温活には、運動・食事・服装などさまざまな方法があります。今回は、これまで私が鍼灸師として、実践してきた温活におすすめのツボをご紹介したいと思います。(※ツボ刺激によるセルフケアは、妊娠中の方や体調に不安がある方は控えましょう。)足の冷えが全身の冷えに繋がっていることもあり、まずは足のツボを刺激して足先の温活を実践してみましょう! なぜ、温活にツボ刺激がおすすめなの? 「ツボ」という言葉は、皆さま一度は耳にされたことがある言葉かと思います。まずは、「ツボとは?」という事も簡単に説明します。 ツボとは、経穴(けいけつ)といいます。 東洋医学の考えでは、全身にエネルギー(東洋医学で、気血(きけつ)と言います)が巡るための線路のようなものがあると考え、それを経絡(けいらく)と言います。 経穴(けいけつ)は、その経絡(けいらく)の上にある、大切なポイントになります。 経絡(けいらく)を路線、経穴(けいけつ)を駅のようなイメージを持っていただければと思います。 経絡(けいらく)=線路 経穴(けいけつ)=駅 のイメージです。 ここからは、経穴(けいけつ)ではなく、馴染みのある『ツボ』の表現で統一していきますね! ツボにはそれぞれ、こういった場合にこのツボを選ぶと良いというものがあるのですが、今回は、温活セルフケアにおすすめのツボを、『足の冷え+フェムケア』にオススメ!というポイントで選びました。 ちなみに、ツボはWHO(世界保健機関)で361個、定められているのですが、それ以外にもたくさんあります。奇穴(きけつ)というのですが、ステップ1で紹介しているツボは奇穴(きけつ)になります。 足にある温活におすすめのツボ7選 ここからは本題です。 寒くなると足先が辛い。。。と言う方も、少なくないのではないでしょうか。 ・足が冷たくて眠れない、、、 ・寝る時は靴下が手放せない、、、 ・さらに重ねて履いている、、、 と言うお話も、よく聞きます。 こちらのコラムでは、そんなお悩みを持つ方に、ぜひ知っていただきたいツボをご紹介していきます。 2つのステップに分けてご紹介します。 時間がない方、慣れない方はステップ1のみでも構いません。ご自身のペースで行ってください。週に一度1時間行うより毎日5分でも行う方が効果的です! 湯船につかっているときや、入浴後、寝る前(足が冷えて寝付けない時など)に行うのもおすすめです。 まず、ステップ1で足先の巡りを改善し、ステップ2でご紹介するツボで足首かかとの巡りを改善していきます。 足先の巡りを改善させることで、全身を冷えにくくする効果も。 冷えになぜ足のツボが大切かと言うと、当然ですが体はつながっています。 血液は全身をめぐっているので、足で冷えた血液が体に戻ることで体が冷えてしまいます。 特に女性の方に知っていただきたいのが、体は暖かいと思っていても体の深部(深いところ)は、冷えている場合があると言うことです。...
【女性鍼灸師が解説!】温活に効果的な7つの足ツボとは?全身を温めるには足の巡りの改善から。
『温活』という言葉が、一般的に使われるようになってきました。「体が冷えないように気をつけています。」「温活に取り組んでいます。」と言う方も増えてきたように思います。 温活には、運動・食事・服装などさまざまな方法があります。今回は、これまで私が鍼灸師として、実践してきた温活におすすめのツボをご紹介したいと思います。(※ツボ刺激によるセルフケアは、妊娠中の方や体調に不安がある方は控えましょう。)足の冷えが全身の冷えに繋がっていることもあり、まずは足のツボを刺激して足先の温活を実践してみましょう! なぜ、温活にツボ刺激がおすすめなの? 「ツボ」という言葉は、皆さま一度は耳にされたことがある言葉かと思います。まずは、「ツボとは?」という事も簡単に説明します。 ツボとは、経穴(けいけつ)といいます。 東洋医学の考えでは、全身にエネルギー(東洋医学で、気血(きけつ)と言います)が巡るための線路のようなものがあると考え、それを経絡(けいらく)と言います。 経穴(けいけつ)は、その経絡(けいらく)の上にある、大切なポイントになります。 経絡(けいらく)を路線、経穴(けいけつ)を駅のようなイメージを持っていただければと思います。 経絡(けいらく)=線路 経穴(けいけつ)=駅 のイメージです。 ここからは、経穴(けいけつ)ではなく、馴染みのある『ツボ』の表現で統一していきますね! ツボにはそれぞれ、こういった場合にこのツボを選ぶと良いというものがあるのですが、今回は、温活セルフケアにおすすめのツボを、『足の冷え+フェムケア』にオススメ!というポイントで選びました。 ちなみに、ツボはWHO(世界保健機関)で361個、定められているのですが、それ以外にもたくさんあります。奇穴(きけつ)というのですが、ステップ1で紹介しているツボは奇穴(きけつ)になります。 足にある温活におすすめのツボ7選 ここからは本題です。 寒くなると足先が辛い。。。と言う方も、少なくないのではないでしょうか。 ・足が冷たくて眠れない、、、 ・寝る時は靴下が手放せない、、、 ・さらに重ねて履いている、、、 と言うお話も、よく聞きます。 こちらのコラムでは、そんなお悩みを持つ方に、ぜひ知っていただきたいツボをご紹介していきます。 2つのステップに分けてご紹介します。 時間がない方、慣れない方はステップ1のみでも構いません。ご自身のペースで行ってください。週に一度1時間行うより毎日5分でも行う方が効果的です! 湯船につかっているときや、入浴後、寝る前(足が冷えて寝付けない時など)に行うのもおすすめです。 まず、ステップ1で足先の巡りを改善し、ステップ2でご紹介するツボで足首かかとの巡りを改善していきます。 足先の巡りを改善させることで、全身を冷えにくくする効果も。 冷えになぜ足のツボが大切かと言うと、当然ですが体はつながっています。 血液は全身をめぐっているので、足で冷えた血液が体に戻ることで体が冷えてしまいます。 特に女性の方に知っていただきたいのが、体は暖かいと思っていても体の深部(深いところ)は、冷えている場合があると言うことです。...
30代から注意したい「プレ更年期」の症状や乗り切るための3つの対策を解説
「更年期にはまだ早いはずなのに、どうも体調が優れない…」こんな悩みを持つ30代後半~40代前半の時期をプレ更年期と呼びます。この記事では、プレ更年期と本格的な更年期との違いや、プレ更年期を乗り切るための3つの方法について詳しく解説しています。 プレ更年期とは? プレ更年期は30代後半~40代なかば 卵巣の機能が徐々に低下し、心身の変化が現れる30代後半から40代前半の時期は、プレ更年期とよばれています。この時期に、更年期障害に似たのぼせや倦怠感、焦燥感、イライラなどの不調があらわれます。 一般的に更年期は、「閉経の前後5年間」と定義されています。日本人女性の平均閉経年齢は50歳といわれているため、おおよそ45歳から55歳までの10年間が更年期に当たります。 ただ、きっちりこの年齢からあらわれるのではなく、人によって閉経の年齢が異なるため、40代前半から症状があらわれる方もいれば、60歳くらいまで更年期の症状が続く方もいます。 プレ更年期は、本格的な更年期前にもかかわらずさまざまな症状が現れるため、いつもの体調不良とはちょっと違う違和感や不安感を抱く方も多いです。 プレ更年期の原因は? プレ更年期は、月経や加齢に伴う卵胞の減少や、卵巣機能の低下が原因といわれています。 もともと女性は、胎児の時にすでに卵巣に原始卵胞(卵子のもとになる細胞)を持っていますが、30代後半になると卵胞は月経や加齢という形でゆるやかに減少していきます。 女性ホルモンの分泌は脳がコントロールしていますが、卵巣機能が低下すると卵巣が脳の指令を受け取ることができず、自律神経の働きが乱れて更年期のような症状を引き起こします。 プレ更年期以外の可能性を考慮する ただし、30代後半からの体調不良は、プレ更年期以外の疾患の可能性があります。 これまでどおり28日から35日の決まったサイクルで月経があり、基礎体温も低温期と高温期がきれいに分かれているなら、卵巣機能は正常だといえます。 それにもかかわらずイライラしたり、メンタルの不調が起こったり倦怠感があったりする場合は、プレ更年期ではなく、過度なストレスや疲労、不規則な生活による自律神経の乱れが原因だと考えられます。 また、月経前のイライラや異常な眠気、だるさは月経前症候群(PMS)の可能性があります。さらに、甲状腺ホルモンの分泌過剰や不足など、甲状腺の病気を発症している場合も更年期に似た症状があらわれます。 更年期に似た症状があるからといってすぐにプレ更年期だと決めつけず、他の疾患の可能性についても考慮し、不安があれば婦人科や専門医に相談してみましょう。 プレ更年期と更年期の共通点と症状の違い プレ更年期にはどんな症状があり、本格的な更年期とはどのような違いがあるのかを知っておくと不安を解消することができます。 以下の8つがおもな更年期の症状です。 1:月経周期が乱れる 2:経血の量にムラがある 3:疲れやすい 4:ぐっすり眠れない 5:肩こりがひどい 6:ほてりやのぼせ 7:手足が冷える 8:集中力の低下、イライラ、ゆううつ 症状が似ていても、プレ更年期と本格的な更年期とは症状の重さが異なります。ひとつずつ見ていきましょう。 1:月経周期が乱れる...
30代から注意したい「プレ更年期」の症状や乗り切るための3つの対策を解説
「更年期にはまだ早いはずなのに、どうも体調が優れない…」こんな悩みを持つ30代後半~40代前半の時期をプレ更年期と呼びます。この記事では、プレ更年期と本格的な更年期との違いや、プレ更年期を乗り切るための3つの方法について詳しく解説しています。 プレ更年期とは? プレ更年期は30代後半~40代なかば 卵巣の機能が徐々に低下し、心身の変化が現れる30代後半から40代前半の時期は、プレ更年期とよばれています。この時期に、更年期障害に似たのぼせや倦怠感、焦燥感、イライラなどの不調があらわれます。 一般的に更年期は、「閉経の前後5年間」と定義されています。日本人女性の平均閉経年齢は50歳といわれているため、おおよそ45歳から55歳までの10年間が更年期に当たります。 ただ、きっちりこの年齢からあらわれるのではなく、人によって閉経の年齢が異なるため、40代前半から症状があらわれる方もいれば、60歳くらいまで更年期の症状が続く方もいます。 プレ更年期は、本格的な更年期前にもかかわらずさまざまな症状が現れるため、いつもの体調不良とはちょっと違う違和感や不安感を抱く方も多いです。 プレ更年期の原因は? プレ更年期は、月経や加齢に伴う卵胞の減少や、卵巣機能の低下が原因といわれています。 もともと女性は、胎児の時にすでに卵巣に原始卵胞(卵子のもとになる細胞)を持っていますが、30代後半になると卵胞は月経や加齢という形でゆるやかに減少していきます。 女性ホルモンの分泌は脳がコントロールしていますが、卵巣機能が低下すると卵巣が脳の指令を受け取ることができず、自律神経の働きが乱れて更年期のような症状を引き起こします。 プレ更年期以外の可能性を考慮する ただし、30代後半からの体調不良は、プレ更年期以外の疾患の可能性があります。 これまでどおり28日から35日の決まったサイクルで月経があり、基礎体温も低温期と高温期がきれいに分かれているなら、卵巣機能は正常だといえます。 それにもかかわらずイライラしたり、メンタルの不調が起こったり倦怠感があったりする場合は、プレ更年期ではなく、過度なストレスや疲労、不規則な生活による自律神経の乱れが原因だと考えられます。 また、月経前のイライラや異常な眠気、だるさは月経前症候群(PMS)の可能性があります。さらに、甲状腺ホルモンの分泌過剰や不足など、甲状腺の病気を発症している場合も更年期に似た症状があらわれます。 更年期に似た症状があるからといってすぐにプレ更年期だと決めつけず、他の疾患の可能性についても考慮し、不安があれば婦人科や専門医に相談してみましょう。 プレ更年期と更年期の共通点と症状の違い プレ更年期にはどんな症状があり、本格的な更年期とはどのような違いがあるのかを知っておくと不安を解消することができます。 以下の8つがおもな更年期の症状です。 1:月経周期が乱れる 2:経血の量にムラがある 3:疲れやすい 4:ぐっすり眠れない 5:肩こりがひどい 6:ほてりやのぼせ 7:手足が冷える 8:集中力の低下、イライラ、ゆううつ 症状が似ていても、プレ更年期と本格的な更年期とは症状の重さが異なります。ひとつずつ見ていきましょう。 1:月経周期が乱れる...
【特集】心も体も変わる温活レシピ 「お米」で子宮温活 【温活料理研究家 小川原智子さん】
「お米」で子宮温活 「ごはん」という言葉が食事を意味するように、日本の食はまさにお米が主役。2500年前の縄文時代から稲作りが始まった日本古来の食べ物です。卑弥呼の邪馬台国時代には、主食の穀物になったといわれています。 日本の風土によく合って、作られてきたものであり、日本人が長い年月、食べ続けてきたもの。 実はお米を食べることで、「体温」も高めることができるんですよ。お米って、咀嚼を促すので、胃腸の蠕動(ぜんどう)運動が活発になるのです。胃腸って筋肉でできているので、動きが活発になると、体温が上がります。 体温アップという観点でも「お米」はマスト。昔の人は、「米は、子づくり、家づくり、国づくり」とよく言っていたもの。そのことは、身体を表す漢字に表れています。 おなかのことを「丹田」(たんでん)っていいます。そこは、身体の真ん中で、中心軸。血を作る大切なところ。丹田という漢字を見ると、なんとそこには「田」があるではないですか。 よい血を作って、体の中心を温めるには「お米」なんですね。「お米」を食べると、骨盤が強くなり、おなか周りにある子宮と卵巣が元気になります。子宮と卵巣が元気だと、健康的な卵子ができます。 稲(いね)の語源は「命(いのち)」の「根(ね)」という説があるそうです。稲は千倍に増える作物。お茶碗一杯のご飯は約三千粒、わずか三粒からなった実り。生命力の強いお米を食べることで、私たちの体の土台となる「命の根っこ」が作られるのです。 (参照:「人生が変わる!心と体を温める料理教室」 小川原智子著、フォレスト出版 ) 「こんがり醤油の焼きおにぎり」 ◆材料 残りごはん 1合分醤油 大さじ2 ◆作り方 ①三角形か丸形か好みの形におにぎりを握る。②コンロの上に置いた焼き網(または魚焼きグリルの焼き網)を火にかけて熱し、植物油を表面に塗っておく。③おにぎりを網にのせて焼く。表面に少し焼き色がついて、パリッとするまで5分ほど焼く。④醤油を塗って、また焼き網にのせて醤油が渇くまで焼き、また醤油を塗って・・・を3回繰り返す。 ◆ワンポイント たっぷり醤油をつけるので、塩を手につけないでおにぎりを結びます。焼き網のほか、フライパンに少量の油を敷いて焼いても。 AUTHOR 小川原智子(おがわらともこ) PROFILE 体温を上げる料理研究家 イエローハーモニー代表 1971年大阪生まれ。2001年、マクロビオティック料理教室イエローハーモニーを茨城県土浦市にオープン。延べ1万2000人の生徒を指導。 料理教室をはじめ「食卓から世界を笑顔に」をテーマに温活商品のプロデュースや料理レシピの制作、起業向けの健康経営研修、小中学校での食育講座などを行う。 MORE INFO 小川原智子著「人生が変わる!心と体を温める料理教室」(フォレスト出版) 小川原智子公式HP 小川原智子公式ブログ Instagram...
【特集】心も体も変わる温活レシピ 「お米」で子宮温活 【温活料理研究家 小川原智子さん】
「お米」で子宮温活 「ごはん」という言葉が食事を意味するように、日本の食はまさにお米が主役。2500年前の縄文時代から稲作りが始まった日本古来の食べ物です。卑弥呼の邪馬台国時代には、主食の穀物になったといわれています。 日本の風土によく合って、作られてきたものであり、日本人が長い年月、食べ続けてきたもの。 実はお米を食べることで、「体温」も高めることができるんですよ。お米って、咀嚼を促すので、胃腸の蠕動(ぜんどう)運動が活発になるのです。胃腸って筋肉でできているので、動きが活発になると、体温が上がります。 体温アップという観点でも「お米」はマスト。昔の人は、「米は、子づくり、家づくり、国づくり」とよく言っていたもの。そのことは、身体を表す漢字に表れています。 おなかのことを「丹田」(たんでん)っていいます。そこは、身体の真ん中で、中心軸。血を作る大切なところ。丹田という漢字を見ると、なんとそこには「田」があるではないですか。 よい血を作って、体の中心を温めるには「お米」なんですね。「お米」を食べると、骨盤が強くなり、おなか周りにある子宮と卵巣が元気になります。子宮と卵巣が元気だと、健康的な卵子ができます。 稲(いね)の語源は「命(いのち)」の「根(ね)」という説があるそうです。稲は千倍に増える作物。お茶碗一杯のご飯は約三千粒、わずか三粒からなった実り。生命力の強いお米を食べることで、私たちの体の土台となる「命の根っこ」が作られるのです。 (参照:「人生が変わる!心と体を温める料理教室」 小川原智子著、フォレスト出版 ) 「こんがり醤油の焼きおにぎり」 ◆材料 残りごはん 1合分醤油 大さじ2 ◆作り方 ①三角形か丸形か好みの形におにぎりを握る。②コンロの上に置いた焼き網(または魚焼きグリルの焼き網)を火にかけて熱し、植物油を表面に塗っておく。③おにぎりを網にのせて焼く。表面に少し焼き色がついて、パリッとするまで5分ほど焼く。④醤油を塗って、また焼き網にのせて醤油が渇くまで焼き、また醤油を塗って・・・を3回繰り返す。 ◆ワンポイント たっぷり醤油をつけるので、塩を手につけないでおにぎりを結びます。焼き網のほか、フライパンに少量の油を敷いて焼いても。 AUTHOR 小川原智子(おがわらともこ) PROFILE 体温を上げる料理研究家 イエローハーモニー代表 1971年大阪生まれ。2001年、マクロビオティック料理教室イエローハーモニーを茨城県土浦市にオープン。延べ1万2000人の生徒を指導。 料理教室をはじめ「食卓から世界を笑顔に」をテーマに温活商品のプロデュースや料理レシピの制作、起業向けの健康経営研修、小中学校での食育講座などを行う。 MORE INFO 小川原智子著「人生が変わる!心と体を温める料理教室」(フォレスト出版) 小川原智子公式HP 小川原智子公式ブログ Instagram...
【特集】温活美容家が続けている5つの温活習慣【温活美容家 おぬまあすかさん】
温活美容家の私が続けている5つの温活習慣 美容師でもある私は20代後半の5年ほど前、過度なストレスや様々な要因で過食衝動が起きてしまい、体重が増加。無理なダイエットにより体調不良に陥ってしまいます。温活に注目したのは婦人科での受診がきっかけでした。生理不順で体がとても辛く婦人科に行った際、体温を測ってみると35.1度しかなく、自分が低体温だということを知りました。 体調不良の多くは低体温が原因だと知り、体温を上げることで免疫力アップにもつながることがわかって、それからは基礎体温を上げる 『温活』に関する書籍を読んだり、ネットを見たりして自分でも調べるようになり、知ったことは実際に試してみて、結果として現れたことや、ストレスなく続けられそうなことを温活習慣として取り組んでいます。実際に私が現在もストレスなく続けている温活習慣を5つご紹介します。 温活家が実践する1つ目の習慣「飲み物」 一つ目が飲み物です。 飲み物は毎日飲むものなので体への影響も大きいだろうし、 『これならすぐに変えられそう』と思って始めてみました。 太っていた時は朝からミルクと砂糖がたっぷりのコーヒーを飲んでいましたし、仕事の疲れやストレスを甘い飲み物で発散する習慣がありましたが、それをすべて糖分のないお茶に変えました。 しかも茶葉を発酵させてい る紅茶やルイボスティー、焙煎しているほうじ茶、黒炒り玄米茶など、体を温める効果があるお茶をセレクト。基本的に茶色系のお茶は体を温めてくれるものが多いので、色も選ぶ際の参考にしています。 温活家が実践する2つ目の習慣「入浴」 二つ目が入浴です。 以前までの私の入浴は、シャワーで済ませてしまうことが多かったのですが、温活を意識しだして、お風呂に浸かるようになったところ、お風呂に浸かった日と、シャワーで済ませた日の次の日の、体の浮腫み具合や疲れの取れ具合が全然違うことを体感してからは、体の巡りを整えるためにお風呂に浸かる入浴習慣を続けています。 温活家が実践する3つ目の習慣「食べ方」 三つ目が食べ方です。 基礎体温が35℃前半で季節に関係なく冷え性に悩んでいた時期から、現在の36℃後半まで基礎体温が安定したのには、食べ方の習慣を変えたことも大きく影響しています。 特に意識していることが、”よく噛んで食べる!“目安は一口30回以上!です。 よく噛まずに食べているときちんと体に消化されません。体にとって良いものとされる食材を摂っていたとしても、消化されないものたちは老廃物となり、体の毒素として血を汚し、巡りを悪化させ冷えに繋がり様々な体の不調を招きます。 ”よく噛む“を意識した食事は、血を体の隅々まで運ぶ為にもとても大切となり、今では無意識でよく噛んで食べる習慣がついています。 温活家が実践する4つ目の習慣「食べ物」 四つ目が食べる物です。 温活を始めた当初から、特に体を冷やすと言われている小麦の摂取を控え、グルテンフリーに注目しました。 お砂糖も、さとうきびからつくられるものは体を冷やしてしまうため、砂糖大根からつくられる、てんさい糖に変更し、食事のベースを洋食から和食に変えました。 また、お醤油やお味噌などの発酵食品を積極的に食事に取り入れています。お醤油やお味噌の発酵食品に含まれている多くの酵素は、代謝を促進し体を温めてくれる効果が期待できるので、 摂取するだけで温活に繋がります。 このような調味料は日本ならではのものなので、日本人に生まれて本当によかった、と思います。 温活家が実践する5つ目の習慣「運動」 五つ目が適度な運動です。 温活に無理は禁物で、温活がストレスになっては意味がないので、頑張り過ぎる過度な運動はしませんが、もともと運動が苦手な私は主に、心地良く続けられるマッサージやストレッチを取り入れています。...
【特集】温活美容家が続けている5つの温活習慣【温活美容家 おぬまあすかさん】
温活美容家の私が続けている5つの温活習慣 美容師でもある私は20代後半の5年ほど前、過度なストレスや様々な要因で過食衝動が起きてしまい、体重が増加。無理なダイエットにより体調不良に陥ってしまいます。温活に注目したのは婦人科での受診がきっかけでした。生理不順で体がとても辛く婦人科に行った際、体温を測ってみると35.1度しかなく、自分が低体温だということを知りました。 体調不良の多くは低体温が原因だと知り、体温を上げることで免疫力アップにもつながることがわかって、それからは基礎体温を上げる 『温活』に関する書籍を読んだり、ネットを見たりして自分でも調べるようになり、知ったことは実際に試してみて、結果として現れたことや、ストレスなく続けられそうなことを温活習慣として取り組んでいます。実際に私が現在もストレスなく続けている温活習慣を5つご紹介します。 温活家が実践する1つ目の習慣「飲み物」 一つ目が飲み物です。 飲み物は毎日飲むものなので体への影響も大きいだろうし、 『これならすぐに変えられそう』と思って始めてみました。 太っていた時は朝からミルクと砂糖がたっぷりのコーヒーを飲んでいましたし、仕事の疲れやストレスを甘い飲み物で発散する習慣がありましたが、それをすべて糖分のないお茶に変えました。 しかも茶葉を発酵させてい る紅茶やルイボスティー、焙煎しているほうじ茶、黒炒り玄米茶など、体を温める効果があるお茶をセレクト。基本的に茶色系のお茶は体を温めてくれるものが多いので、色も選ぶ際の参考にしています。 温活家が実践する2つ目の習慣「入浴」 二つ目が入浴です。 以前までの私の入浴は、シャワーで済ませてしまうことが多かったのですが、温活を意識しだして、お風呂に浸かるようになったところ、お風呂に浸かった日と、シャワーで済ませた日の次の日の、体の浮腫み具合や疲れの取れ具合が全然違うことを体感してからは、体の巡りを整えるためにお風呂に浸かる入浴習慣を続けています。 温活家が実践する3つ目の習慣「食べ方」 三つ目が食べ方です。 基礎体温が35℃前半で季節に関係なく冷え性に悩んでいた時期から、現在の36℃後半まで基礎体温が安定したのには、食べ方の習慣を変えたことも大きく影響しています。 特に意識していることが、”よく噛んで食べる!“目安は一口30回以上!です。 よく噛まずに食べているときちんと体に消化されません。体にとって良いものとされる食材を摂っていたとしても、消化されないものたちは老廃物となり、体の毒素として血を汚し、巡りを悪化させ冷えに繋がり様々な体の不調を招きます。 ”よく噛む“を意識した食事は、血を体の隅々まで運ぶ為にもとても大切となり、今では無意識でよく噛んで食べる習慣がついています。 温活家が実践する4つ目の習慣「食べ物」 四つ目が食べる物です。 温活を始めた当初から、特に体を冷やすと言われている小麦の摂取を控え、グルテンフリーに注目しました。 お砂糖も、さとうきびからつくられるものは体を冷やしてしまうため、砂糖大根からつくられる、てんさい糖に変更し、食事のベースを洋食から和食に変えました。 また、お醤油やお味噌などの発酵食品を積極的に食事に取り入れています。お醤油やお味噌の発酵食品に含まれている多くの酵素は、代謝を促進し体を温めてくれる効果が期待できるので、 摂取するだけで温活に繋がります。 このような調味料は日本ならではのものなので、日本人に生まれて本当によかった、と思います。 温活家が実践する5つ目の習慣「運動」 五つ目が適度な運動です。 温活に無理は禁物で、温活がストレスになっては意味がないので、頑張り過ぎる過度な運動はしませんが、もともと運動が苦手な私は主に、心地良く続けられるマッサージやストレッチを取り入れています。...