ファスティングは、腸内環境を整えながら体内のデトックス効果もあるので、キレイとスリムが両方手に入る食事療法です。この記事では、ファスティングの効果や正しいやり方について詳しく解説していますのでぜひ参考にしてください。
そもそもファスティングとは?
ファスティングとは、英語の「Fast」から来た言葉で、断食、絶食を意味します。固形物は摂取しませんが、「飲まず食わず」の断食とは異なり、体に必要な水分を補給したり、酵素ドリンクを飲んだりして過ごします。
ファスティングは、一般的に準備期間から断食期間を経て回復期間と段階を踏むので、数日かけて行います。しかし、なかには半日だけ行うものから1日のみのプランもあるので、「いきなりハードな断食はキツい…」と思う方も手軽に始められます。
「ファスティング=ダイエット」と捉えている方も多く、実際にダイエット効果もあるのですが、実はファスティングはダイエット以上のうれしい効果があることで注目されています。
ファスティングの5つの効果
ここからは、ファスティングの5つのうれしい効果についてご紹介します。体が整うのと同時に、スタイルアップや美肌効果も期待できます。
1:胃腸が休まり体内のデトックス効果が高まる
ファスティングは固形物を摂取せず、野菜ジュースや酵素ドリンクを飲むことにより、胃腸を休める効果があります。
脂っこい食事や刺激物を摂取している生活は、胃腸にかなり負担をかけています。ファスティングで胃腸を休める期間を与えると、胃腸本来の機能が回復するため、体内にたまっている便や毒素を排出するデトックス効果が高まります。
また、脂肪や糖分、コレステロールなど、余分な栄養や老廃物が血液中にあると、血液がドロドロになり血行が悪くなります。ファスティングをすると、血液から余分な栄養やコレステロールを取り除くため血液がキレイになる効果もあります。
2:免疫力がアップする
「腸は免疫の要」といわれるほど、全身の免疫細胞の約7割が腸管に生息しています。腸内は、口から食べ物と一緒に侵入したウイルスや細菌も取り込んでしまう危険にさらされているため、これほど多くの免疫細胞が腸に集中しているといわれています。
一日中消化と吸収のために働いている腸管を、ファスティングで休めることで免疫細胞が働きやすい環境に整えられるため、免疫力アップが期待できるのです。
3:むくみが改善される
ファスティングを行うと、腸は固形物を消化・吸収する必要がなくなります。すると、腸内のエネルギーが排出活動を行うようになるため、老廃物や余分な水分が排出されやすくなり、むくみ解消が期待できるのです。
また、ファスティングの効果で細胞内のデトックスが進むため、体内環境が整い血流も改善されるため、さらにむくみが解消されやすくなります。ファスティング中にたくさん水分を摂取したり、マッサージを行ったりするとより効果を実感できるでしょう。
4:集中力が高まり、精神が安定する
ファスティングで腸内環境がリセットされると、腸本来の機能を取り戻し、腸内のホルモンを分泌する作用も正常化されます。腸内では「幸せホルモン」と呼ばれているセロトニンが分泌されていて、精神を落ち着かせて安定させる効果があります。
また、ファスティングを行うことで消化に必要だった血流が脳に回るため、集中力が高まることも期待できます。
5:肌がキレイになる
便秘がちなときは肌が荒れるのを経験した女性も多いのではないでしょうか。腸内に便がたまっていると、腸壁から毒素が血中に取り込まれてしまうため、吹き出物ができたり、肌質が悪くなったりします。
ファスティングで腸内環境が整うと、便秘が解消されるうえ、体内にたまっていた毒素も排出されていきます。すると、吹き出物が出なくなったり、肌荒れが解消されたりするのです。女性にとって肌のコンディションは心の健康にも影響するので、ファスティングを行うのは非常に有効だといえます。
ファスティングの正しいやり方
ここからは、ファスティングの正しいやり方をご紹介しましょう。間違ったやり方をしてしまうと、頭痛や吐き気など、体調を崩してしまう恐れがありますので注意が必要です。正しい方法で行えば、上記でご紹介したような効果を得ることができます。
ファスティングには、半日または1日だけ行う「プチファスティング」と、5日~1週間ほどかけて行う本格的なファスティングがあります。
プチファスティング
プチファスティングでもっとも手軽なのは、朝食を抜くことです。前日に夕食を食べた後、朝食を抜くだけで、しっかりと空腹の時間を作ることができます。空腹の時間が10時間を超えると内臓の働きがよくなって代謝がアップ。脳に十分な血流が送られるので集中力も高まります。
ただし、ファスティング中は水分だけはしっかり補給する必要があるので、ミネラルウォーターなどのほか、酵素ドリンクなどを摂取しましょう。糖分を摂取すると空腹感が少し抑えられるので、空腹の辛さからも解放されるでしょう。よりファスティングの効果を高めたい方は、昼食も抜いてしまってもOK。夕食は腹八分目を守って好きなものを食べましょう。
本格的なファスティング
本格的なファスティングは、5日~1週間ほどかけて計画的に実行していきます。
- 準備期(1~2日ほど)
- ファスティング期(3日ほど)
- 回復食期(1~2日ほど)
準備期は、ファスティングを始める前に体が食べないことに慣れさせるウォーミングアップの期間です。期間中は肉類や脂質を避け、和食中心にすると良いでしょう。また、「まごわやさしい」を心がけると健康的な食事になります。
ま・・・豆類
ご・・・ごま
わ・・・わかめ(海藻類)
や・・・野菜
さ・・・魚
し・・・しいたけ(キノコ類)
い・・・いも
ファスティング期は、固形物を一切断ち、酵素ドリンクやヨーグルト、お味噌汁などを摂取して過ごします。水分はできるだけ摂取するようにしましょう。
回復食期は、普通食に戻していくための期間です。ファスティング期が終わってすぐに脂肪分の多い食事などを食べると、吐き気がしたり、体がだるくなったりするなど、ファスティングをする前より体調が悪くなることがあります。
回復食期は、おかゆやうどんなど、消化の良い物を食べるようにし、徐々に普通食に戻していきましょう。なお、肉類や揚げ物、乳製品は消化が悪いので避けてください。
ファスティング期間の過ごし方
ファスティング期間中は、激しい運動を控え、呼吸を整えるヨガや筋を伸ばすストレッチなどを行いましょう。38度から40度程度のお湯にゆっくり浸かったり、読書をしたりするのもおすすめです。
ファスティングには酵素ドリンクがおすすめ
ファスティングの本来の目的は胃腸をしっかり休めること。無理な断食をすることではありません。酵素ドリンクなら、体に必要なビタミンやミネラルを摂取しながら、胃腸の負担を軽減し、腸内環境を整えることができます。
ファスティングの注意点
ファスティング効果を高めるために、気をつけておきたいことを3つご紹介します。
しっかり水分を補給する
ファスティング期間中は、しっかり水分を補給しましょう。ファスティングを始めると、食事からの水分補給ができなくなってしまうため、最悪の場合、脱水症状を起こす恐れがあります。1日かけて意識的に2リットルの水分を補給するようにしましょう。
体調が優れない場合はすぐに中断する
ファスティングを始めると、一時的に頭痛や吐き気、脱力感といった体調不良を感じる場合があります。酵素ドリンクをこまめに飲んだり、塩をなめたりしてミネラルを補給すると治まることがありますが、それでも症状が治まらない場合は無理をせず中断しましょう。
ファスティングに向いていない人もいる
むくみ改善や免疫力アップなど、さまざまな効果が期待できるファスティングですが、成長期の子どもや高齢者、妊娠中の方、痩せすぎの方は避けるようにしてください。
成長期の子どもや妊娠中の方は、しっかり栄養を摂ることを優先しなければならない時期です。また、高齢の方は、エネルギーが不足して健康な体を維持することができなくなります。たとえ数日間のファスティングであっても、リスクがある以上はやるべきではないと心得ておきましょう。
まとめ
ここまで、ファスティングの効果や正しいやり方、注意点などを解説してきました。初めての方は、まずはプチファスティングで感覚をつかんだあと、本格的なファスティングを始めてみると安心です。