温活は妊活にも効果的?その理由と具体的な温活法を紹介

「温活って妊活にも効果があるの?」

「具体的に温活ってどうやるの?」

そのような疑問を持っている方も多いのではないでしょうか?妊活に積極的に取り組んでいる方にとって、温活がどのような効果があるのか気になりますよね。

そこで今回は、温活が妊活にも効果があるのか、その理由と具体的な温活法について紹介します。最後までお読みいただくことで、温活に対する理解が深まり、妊活に対する意欲が湧いてくるでしょう。

ぜひ最後までお付き合いください。

温活(おんかつ)とは?妊活に取り入れるべき理由は?

温活とはその名の通り、「体を温める活動」のことを言います。

温活により冷えを改善して体温を適度な状態にすることで、健康面や美容面で良い効果が得られます。

この”温活”が妊活にも効果があると言われており、近年注目を浴びるようになっています。ここでは、温活が注目を浴びるようになった背景と、妊活に温活を取り入れるべき理由について解説していきます。

現代人が低体温になりやすい理由

温活が注目を浴びるようになった背景には、現代人が低体温になりやすい状態にあるということが挙げられます。

50年前と現代では、日本人の平均体温は0.7度近く下がっていると言われることも。なぜ現代人が低体温になりやすいか、その理由は主に下記の3つがあります。

・運動不足による筋肉量の低下
・不規則な生活や必要な栄養の不足
・ストレスによる自律神経の乱れ

現代はさまざまな技術が発達したことで日常生活がとても便利になった一方で、運動不足になってしまったり、栄養バランスを考えずファストフードだけで食事を済ませてしまう人が増えています。

また、人間関係や経済面の問題、ネット上にあふれる情報で受ける影響など、生きていく上で生じるストレスは年々増えています。

これらの要因は身体の冷えに繋がりやすく、特に女性の8割以上は冷え性になっていると言われています。

冷え性が妊活に良くない理由は?

多くの女性が冷え性に悩まされている中で、冷えは妊活においても悪影響があると言われています。ここでは具体的に、冷え性が妊活に及ぼす悪影響について紹介します。

血行や代謝が悪くなる

妊活においては、血行を良くして卵巣へしっかりと栄養が届く状態にすることが大切です。

しかし、冷え性になってしまうと血行が悪い状態になり、体を温めるのに大切な栄養を摂取しても体内に十分に行き渡りません。

そのことで冷えから代謝も下がり、妊活に悪影響を及ぼしてしまいます。

免疫力の低下

妊活では、体の健康を維持しておくことが大切です。しかし、冷え性になってしまうと免疫力が落ち、ウイルスに対する抵抗力が低下します。

そのことで、風邪やその他の感染症などの病気のリスクが高くなり、着床のタイミングを逃してしまうなどの悪影響もあります。

子宮環境への悪影響

冷え性は、子宮環境にも悪影響を及ぼすと言われています。冷え性により血流が悪くなると子宮や卵巣も冷えやすくなり、卵巣機能が低下してしまう可能性があります。

そのことで排卵障害などの症状も起こしてしまう場合もあり、妊娠しにくい状態になってしまうこともあります。 冷え性は、妊活に取り組む女性にとって大敵と言えますね。

冷え性の改善のためにできる温活法を、以下で紹介していきます。

妊活にも効果が期待できる温活法

温活は健康や美容に効果的なだけでなく、子宮環境にも効果的であると言われています。

妊活のためにぜひ取り入れたい温活ですが、その方法は多岐に渡ります。今回は、その中でも手軽にできるおすすめの温活法を厳選してご紹介します。

食べ物・飲み物

食べ物や飲み物には、体を温めてくれるものと冷やすものがあります。体を温めてくれる食べ物については、寒い地域で育つ食材や冬に旬を迎えるもの、発酵食品などに多いですね。

適度な運動

適度な運動は、血流の改善につながることはもちろん、筋肉を動かし鍛えることで代謝も上がるので効果的な温活です。

特に、大きな筋肉のある下半身を中心に動かすことで、運動の効率を上げることができます。

ほどよく汗をかく入浴

湯船に浸かり入浴することは、温活にとても効果があります。

40度くらいのお湯に10分以上入浴するようにしましょう。そのことでほどよく汗をかくことができ、しっかりと体を温めることができます。

おすすめの温活グッズ

食事や日常の生活習慣だけでなく、身につけるものなども工夫することで、温活の効果を高められます。

ここでは、ぜひ取り入れたいおすすめの温活グッズを厳選して紹介します。

入浴剤

入浴剤は、全身を温める入浴の温浴効果をさらに高め、血行を促進してくれる優れものです。

冷え性におすすめの入浴剤には、薬用植物系(生薬系)の体を芯から温めてくれるもの、炭酸ナトリウムや炭酸カルシウムなどが含まれる無機塩類タイプ、炭酸ガス系の入浴剤がおすすめです。

これらの入浴剤は湯冷めしにくいという特徴もあるので、温活効果を高めるのにぜひ取り入れたいですね。

腹巻

腹巻は、温活にぜひ取り入れたいグッズの一つです。

腹巻を使用し内臓が集まるお腹を温めると、全身に温かい血液が送られるようになり、内臓の働きが良くなります。内臓が冷えてしまうと、身体の不調や不眠、食欲不振などの症状により免疫力の低下につながり、妊活に悪影響を及ぼします。

冬場には、温かい肌着やカイロなどと組み合わせて、ぜひ取り入れてみてください。

マフラー・手袋・靴下(レッグウォーマー)

冷え性対策として重要なのが、首、手首、足首の”3つの首”を温めることです。

この3つの首には血管が集中しており、温めることで血流が良くなり体全体に温活効果があります。 特に首元は、外出時にファッションとしてマフラーやストールを利用しても、室内などの日常では忘れてしまいがちです。マフラーやストール、ネックウォーマーだけでなく、タートルネックのトップスを活用するのもおすすめです。そのことで、首にある太い静脈が温められ、全身の血行が良くなり温活効果が高まります。

また、手袋や靴下においては、手足の先しか覆ってくれないような短いものではなく、手首と足首までしっかりとカバーしてくれるものを選ぶようにしましょう。

湯たんぽ

お湯を入れて使う湯たんぽは、室内だけでなくレジャーや災害時にも使える便利な温活グッズです。

冷えやすい場所をピンポイントで温めることができるので、お腹周りや足先、手首足首などをさっと温めることができます。

ゴム製やポリウレタン製などたくさん種類があるので、ご自身の用途に応じて適切なものを選ぶのがおすすめです。

サプリメント

温活に効果のあるサプリメントはたくさんあります。

その中でもショウガオールや、シトルリン、アミノ酸の一種であるアルギニン、血液に含まれている鉄分や、鉄分の吸収を助けるビタミンCなどが配合されているものがおすすめです。

注意点として、サプリメントだけ飲んでいれば体が温まるということはありません。サプリメントはあくまでも日常の食事の補助として活用するものです。

ふだんの食事の栄養バランスから整えることを忘れずに、温活のサポート役としてサプリメントを活用しましょう。 サプリメントには合う合わないの個人差があるので、少しずつ試してみながら合うものを見つけることがおすすめです。

持病がある、薬を飲んでいるという方は、必ず医師に確認の上で使用するようにしましょう。

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