温活にダイエット効果はある?すぐに実践できるやり方も紹介

温活はダイエットや美容に効果があると言われており、近年の健康ブームからさらに注目が高まっています。

また、2021年の「新語・流行語大賞」にノミネートされた「フェムテック」というキーワードをきっかけに、「フェムテック」の一環として捉えられる「フェムケア商品」にも注目が高まるようになりました。

そのような背景からも「女性の温活」は今後も関心が高まっていくことでしょう。

しかし、
「温活は本当にダイエット効果があるの?」
「温活を取り入れたいけど、何から始めれば良いのかわからない」
そのような疑問をお持ちの方も、いらっしゃるのではないでしょうか?

そこで今回は、温活がダイエットに効果があると言われる理由と、今すぐにできる温活法について紹介します。ぜひ最後までお付き合いください。

温活はダイエットに効果がある理由

温活がダイエットに効果的と言われる理由は、体温が上がることで基礎代謝がアップしエネルギーの消費量が多くなるからです。

体温が1度上がるだけで、1日の約400キロカロリーのエネルギー消費が多くなると言われています。つまり、温活により体温を上げてエネルギーを消費しやすい体になれば、痩せやすくなるということです。

温活はダイエットだけでなく、妊活にも効果があると言われています。

詳しくはこちらの記事をご覧ください。

温活は妊活にも効果的?その理由と具体的な温活法を紹介

体が冷えることによる影響は?

「冷えは万病のもと」と言われていますが、体が冷えてしまうとどのような影響があるのでしょうか?一般的には下記が挙げられます。
  • 免疫力の低下により、風邪など体調を崩しやすくなる
  • 内臓の働きが悪くなり食欲不振、便秘、下痢が起こりやすくなる
  • 冷えにより、だるさ、不眠、肩こり、腰痛、頭痛などの症状が出やすくなる
  • 代謝が下がることで、肌荒れやむくみ、太りやすくなる
  • 女性特有の生理痛や月経不順などが起こりやすくなる

体が冷えてしまうとダイエット効果が下がってしまうだけでなく、さまざまな悪影響をもたらす可能性があります。

温活に取り組み心身を整え、基礎代謝を上げることが大切ですね。

無理せず基礎代謝を上げよう!おすすめ温活ダイエット法3選

温活ダイエットには基礎代謝のアップが鍵。ここからは、手軽にできる温活ダイエット法を厳選して3つ紹介します。

温活ダイエット法(1):食事編

日常に取り入れやすいのが、食事から始める温活ダイエットです。特に意識すべきポイントを紹介していきます。

腹八分目の食事を意識

ご飯の食べ過ぎは内臓に負担をかけ、冷えや不調、眠気を招く要因になります。胃腸への負担が少なく、効率よく栄養を摂取できる食材を選び、腹八分目にとどめるのが良いでしょう。

調味料の選び方

料理に使う調味料も、慎重に選ぶようにしましょう。特によく使う味噌と醤油は、無添加・防腐剤無しのものにしてみてください。

また、長期熟成のものを選ぶのも良いでしょう。調味料も選び方次第で温活効果を高められます。

砂糖の種類も見直してみましょう。白砂糖を使っている方は、ぜひ「てんさい糖」を使用してみてください。てんさい糖にはオリゴ糖が豊富に含まれており、腸内環境を活性化してくれると言われています。

また、塩も天然の塩にしましょう。天然の塩にはミネラルが豊富に含まれており、体内のミネラルバランスを保ってくれるので、痩せやすい体作りに効果があると言われています。

食べ物・飲み物の選び方

食べ物や飲み物は、温活ダイエットにおいてはとても重要なポイント。体を温めてくれる食べ物の特徴と代表的な食材を紹介します。

体を温める食べ物の特徴

  • 寒い国や地域で育つもの
  • 地中で育つもの
  • 発酵している(発酵食品
  • 暖色系の色で形が小さく丸いもの
  • 水分の少ないものナトリウムを多く含むもの
  • 塩や醤油を使った塩辛さを感じるもの

体を温めてくれる食べ物の代表例

  • 生姜
  • ニンニク
  • ニンジン
  • カボチャ
  • タマネギ
  • レンコン
  • ゴボウ
  • ジャガイモ
  • 納豆
  • キムチ
  • 味噌
  • 漬物

これらの食材を取り入れて、ふだんの食事を見直してみましょう。加えて、温活に効果的な飲み物の代表例は下記です。

体を温めてくれる飲み物の代表例

  • ノンカフェインの発酵茶
  • 生姜湯
  • ココア・黒豆茶・赤ワイン
  • たんぽぽ茶
  • たんぽぽコーヒー
  • ゴボウ茶
  • 日本酒
  • 紹興酒
  • 白湯

注意していただきたいのが、コーヒーや緑茶、牛乳や豆乳は体を冷やしてしまいやすい飲み物です。温めて飲んだとしても、体を温めるのに適した飲み物ではありませんので気をつけてください。

温活ダイエット法(2):運動・マッサージ編

温活ダイエットにおいては、基礎代謝のアップが重要です。基礎代謝を上げるには、筋肉量を増加させることが効果的。また、マッサージで血行を良くすることで、温活効果を高められます。ここからは、具体的な運動法やマッサージ法について紹介します。

1日1分の温活エクササイズ

運動不足だと代謝や血流が低下して、体が冷えやすくなります。特にふくらはぎは「第二の心臓」と呼ばれており、下半身を巡る血液を心臓に戻すポンプのような役割があります。そのため、ふくらはぎの筋肉を鍛えるエクササイズを実践することで、血流の改善に役立ち温活効果に期待があります。ふくらはぎの筋肉を使ったエクササイズを紹介していきますね。

 つま先立ちエクササイズ

日常生活の中で意識的につま先立ちをするだけでも、効果的なふくらはぎのエクササイズになります。 家事をしているときやテレビを見ているときなど、積極的につま先立ちしてみましょう。5〜10秒間つま先立ちしてから、かかとを下ろす動作を繰り返すことで、さらに効果を高められますよ。

自家発熱ボディをつくるための筋トレ

下半身には、全身の筋肉の6割から7割ほどがあると言われています。

つまり、太もも、お尻・股関節周りの筋肉を鍛えることで、筋肉量を効率よく多くすることができ、そのことで代謝も上がりやすくなり温活効果を高められます。

ここでは、簡単に自宅でできる筋トレ法を紹介します。

スクワット

  1. 両足を肩幅くらいに開いて、つま先はひざと同じ向きにして立つ
  2. いすに座るようにゆっくりと腰を下ろす
  3. ひざの角度が45度くらいになるまで曲がる位置まで下ろす
  4. 少しの間キープ
  5. ゆっくり元の姿勢に戻していく
スクワット

この運動を10回以上繰り返してください。無理なくできるようになったら、腰をさらに深く下ろしたり、本格的にトレーニングジムに行き強度を上げるのもおすすめです。

ヒップリフト

  1. 仰向けになり、両膝を曲げて立てる
  2. 両手を頭の後ろで組み、頭部が動かないよう固定
  3. お尻を上げていき、爪先から肩が一直線になるようにする
  4. ゆっくりとお尻を下ろす
  5. 床につかない位置でストップ

4?5の運動を10回を1セットとして、3セット実施しましょう。正しいやり方で行わないと鍛えたい部位をうまく刺激できません。ゆっくり無理せず、正しいフォームで行うようにしましょう。

冷えの改善に効果的なツボを刺激するマッサージ法

温活に効果的なのが、冷えの改善に効くとされるツボを刺激するマッサージです。

ツボは、ゆっくり呼吸しながら、心地よい強さで静かに押して離すのがおすすめ。これを3回くらい繰り返しましょう。これから紹介するツボでぜひ実践してください。

三陰交(さんいんこう)

効果:下半身の冷え・むくみ、女性特有の悩みに

部位:内くるぶしの指4本分上で、スネの骨のキワにあるツボ。

下半身の冷え、むくみ、生理痛、更年期障害などにも効果が期待できると言われています。

丹田/関元(たんでん/かんげん)

効果:末端の冷えや息切れ、胃腸の不調、生理痛などの婦人科疾患にも

部位:下から指4本分目にあるツボ。温めることで血液が全身にめぐり、指先や足先までぽかぽかしてきます。

毎日少しずつの積み重ねで、基礎代謝アップを促されダイエット効果が高まります。

ぜひ実践し継続してくださいね。

温活ダイエット法(3):服装編

服装から温活を取り入れるなら、首、手首、足首の「3つの首」が温まるようにすることが大切です。ここからは、ぜひ取り入れていただきたい温活グッズについて紹介します。

マフラー・ストール・ネックウォーマー

首には太い静脈があるので、首を温めることで温まった血液が全身をめぐるようになり、体が温まりやすいです。

ぜひ、マフラーやストール、ネックウォーマーを活用して、首元を温めてあげてください。マフラーやネックウォーマーを首に巻き温めると、体感温度が3?4度も上がると言われています。

長めの靴下・レッグウォーマー

下半身を温めると全身が温かくなりやすいため、ふくらはぎが温まる長めの靴下や、レッグウォーマーを使用するのがおすすめ。

外出時だけでなく、室内でも靴下やレッグウォーマーを履いて足首を温めるようにしましょう。

手袋・ハンドウォーマー・アームウォーマー

手袋やハンドウォーマー、アームウォーマーは手首を温めてくれます。手先へ送られる血量は他の器官に比べて少ないため、手首を温めることで手先の末端まで温めてくれる効果が期待できます。肘まで温めたい場合はアームウォーマーを使うのもおすすめですよ。

湯たんぽ

お湯の自然な温かさが心地よい「湯たんぽ」。室内だけでなく、レジャーや災害時にも使えるのでとても便利でおすすめです。

ゴム製やポリ製、トタン製、セラミック製など、さまざまなタイプの湯たんぽがあるので、好みや用途に応じて選ぶのが良いでしょう。

腹巻

3つの首にプラスして、温めておきたい部位が「お腹」です。女性においては大切な子宮があり、胃や腸などさまざまな器官が集まる場所です。

ここを温めることで内臓の深部体温まで上げることができ、脂肪の燃焼にも効果があるとされています。 そこでぜひ取り入れたいのが腹巻。冬の寒い日だけでなく、冷房で体が冷える夏にも使用するのがおすすめです。

季節や用途に応じて、ウールやコットンなど素材を使い分けているのも良いですね。

ダイエット効果も!日常でできる温活習慣5選

温活は、習慣化して継続することが大切です。そのためには、手軽にできる温活法が良いですよね。

ここからはダイエット効果を高めたい方におすすめの、日常に気軽に取り入れられる温活習慣を厳選して3つ紹介します。

飲み物は「氷抜き」にする

今すぐできる簡単な温活ダイエットは、飲み物に氷を入れないこと。冷たい飲み物を飲むと、体が冷えてしまいます。そこで、飲み物に入れる氷をやめてみるのがおすすめ。

冷たい飲み物が好きな方にとっては、気がすすまないかもしれません。しかし、慣れると氷がなくてもおいしいと感じられるようになります。

白砂糖をやめる

普段の料理に白砂糖を使っている方は、その種類を見直してみましょう。

白砂糖は体を冷やしてしまうことに加え、依存性が高いものです。 白砂糖に替わるものとしておすすめなのが、体を温めてくれる調味料で紹介した「てんさい糖」です。

まずは、調味料から切り替えることで、手軽に温活習慣を始められます。

寝起きにすぐ白湯を飲む

温活ダイエットには、飲み物選びもとても重要なポイントです。そこでおすすめなのが、寝起きにすぐ白湯を飲むこと。

白湯を飲むと胃腸などの内臓を温められるので、飲んだ直後から全身の血の巡りが良くする効果があると言われています。内臓温度が1℃上がると、基礎代謝も約10〜12%上昇すると言われています。そのことで、脂肪燃焼効果が高まりダイエットにも効果的でしょう。

毎日ぬるめのお湯でゆっくり入浴

内臓など深部まで温められるのがお風呂です。ぬるめのお湯で、ゆっくりと毎日入浴するようにしましょう。

ぬるめのお湯に15〜20分ほど浸かり温まると、緩やかに体温が上がり、湯上がり後も体温の上昇が長続きします。

逆に、42°C以上のお湯に浸かることはできるだけ避けてください。なぜなら高温のお湯に浸かると、皮膚が危険だと判断し、皮膚表面や末端の血管を収縮させてしまいます。

そのことで、体の表面しか温められないからです。 また、入浴剤の代わりに、大さじ2〜3杯の塩を湯船に入れて入浴すると体の芯から温まりやすくなります。

さらにたくさん発汗しやすくなるので、代謝も上がりダイエットにも効果的ですよ。

3つの首を温める(首・手首・足首)

日常的に取り入れやすいのが、「首」「手首」「足首」の3つの首を温めることです。アームウォーマー、レッグウォーマー、マフラーなどの温活グッズを取り入れましょう。

日常的に温かい服装を心がけることで温活効果が高まり、代謝も向上しダイエット効果も期待ができます。

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