フェムケアマガジン小川原智子さん

“ブルーデー”が”バラ色“に。レシピ「パセリのグリーンポタージュ」

“ブルーデー”が”バラ色“に。レシピ「パセリのグリーンポタージュ」

2023.03.13

ブルーデーがバラ色に 冷え性、生理痛、生理不順、イライラ、不妊症、子宮筋腫、更年期障害・・・。 女性が抱える心と体の不調や婦人科系の病気。 「冷えは万病のもと」ということわざがありますが、その言葉のとおり、体温が低いことで血流や免疫機能が低下し、実際に体にさまざまなダメージが出て、すべての病気の原因となるといわれています。 冷えと不調の関連を記した書籍もたくさん出ています。 ===== ◇やせる、不調が消える 読む冷えとり(石原新菜、主婦の友社) ◇その不調、冷えが原因です(川嶋朗監修、池田書店) ◇心もからだも「冷え」が万病のもと(川嶋朗著、集英社新書) ◇「体を温めると」と病気は必ず治る(石原結實著、三笠書房) ◇89.8%の病気を防ぐ上体温のすすめ(今津嘉宏著、ワニブックス) ◇体温を上げると健康になる(齋藤真嗣著、サンマーク出版) ===== 「更年期になって生理痛がひどくなってきた」 「不妊症でなかなか赤ちゃんを授からない」 このように体の不調が出たことがきっかけで、食事の大切さに気付かれて、体温を上げて、体質改善する食事を学びたいと料理教室にいらっしゃる女性が多くいらっしゃいます。 料理教室では、体温を上げて、より元気で、キレイに年を重ねていくための食事法をお伝えしています。 かくいう私も、食事で体質を改善して、病気治癒した一人です。 体温が上がって、生理にまつわる不快症状―ひどい生理痛、生理不順、おりもの等がなくなりました。食べ物で心と体がこんなにも変わるのか、と実感しました。生まれ変わったというと大げさかもしれませんが、食事を変えて、心も明るくなって人生まで変わりました。 体温を上げることを意識して料理を作って食べていくと、体が健康になり、幸せな毎日が手に入ります。確信をもって言えるのは、かつての私が通った道だから。体温が低く、病気がちだった頃と比べて、体がぽかぽか温かく、不調がなくなりました。 料理教室に通ってくださる生徒さん。食事を変えて、「生理痛が軽くなった」という方がたくさんいらっしゃいます。 頭痛や腰痛、肌荒れなど体調の変化や心の変化をともなってやってくる生理期間。いわゆる“ブルーデー”。ブルーが「憂鬱」を意味するところから、生理日をこういいます。 生理って、痛みがあるのが当たり前、面倒で厄介なものだと思っている人が多いかもしれません。でも、実は生理って、「痛みがない」というのが本来のあり方。 糸を引くほどドロドロしたり、粘りや塊があったりしませんか。量は多すぎず、鮮やかな赤い色で、さらさらした経血が健康的な生理。生徒さんが食べ物を変えて、体が温かくなって、最初に体質が改善されたのを実感されるのが生理の変化。血の状態がよくなっているという、確実な実感が沸いてくるようです。 「きれいな色の経血が出ました!こんなの初めて」 「痛みもなく、快適で、今まで私の生理はなんだったのなんて思いました 「不快な臭いがなくなって、嬉しくなりました」 ―などと感嘆のご報告をくださる生徒さんもいらっしゃるほど。 これぞ、“ブルーデー”が“バラ色に”。生理は、女性にとって「健康のバロメーター」。毎月の生理の経血をチェックすることで、自分の血の状態を確認できて、健康状態もわかります。 布ナプキンで不快な生理がなくなった!...

“ブルーデー”が”バラ色“に。レシピ「パセリのグリーンポタージュ」

2023.03.13

ブルーデーがバラ色に 冷え性、生理痛、生理不順、イライラ、不妊症、子宮筋腫、更年期障害・・・。 女性が抱える心と体の不調や婦人科系の病気。 「冷えは万病のもと」ということわざがありますが、その言葉のとおり、体温が低いことで血流や免疫機能が低下し、実際に体にさまざまなダメージが出て、すべての病気の原因となるといわれています。 冷えと不調の関連を記した書籍もたくさん出ています。 ===== ◇やせる、不調が消える 読む冷えとり(石原新菜、主婦の友社) ◇その不調、冷えが原因です(川嶋朗監修、池田書店) ◇心もからだも「冷え」が万病のもと(川嶋朗著、集英社新書) ◇「体を温めると」と病気は必ず治る(石原結實著、三笠書房) ◇89.8%の病気を防ぐ上体温のすすめ(今津嘉宏著、ワニブックス) ◇体温を上げると健康になる(齋藤真嗣著、サンマーク出版) ===== 「更年期になって生理痛がひどくなってきた」 「不妊症でなかなか赤ちゃんを授からない」 このように体の不調が出たことがきっかけで、食事の大切さに気付かれて、体温を上げて、体質改善する食事を学びたいと料理教室にいらっしゃる女性が多くいらっしゃいます。 料理教室では、体温を上げて、より元気で、キレイに年を重ねていくための食事法をお伝えしています。 かくいう私も、食事で体質を改善して、病気治癒した一人です。 体温が上がって、生理にまつわる不快症状―ひどい生理痛、生理不順、おりもの等がなくなりました。食べ物で心と体がこんなにも変わるのか、と実感しました。生まれ変わったというと大げさかもしれませんが、食事を変えて、心も明るくなって人生まで変わりました。 体温を上げることを意識して料理を作って食べていくと、体が健康になり、幸せな毎日が手に入ります。確信をもって言えるのは、かつての私が通った道だから。体温が低く、病気がちだった頃と比べて、体がぽかぽか温かく、不調がなくなりました。 料理教室に通ってくださる生徒さん。食事を変えて、「生理痛が軽くなった」という方がたくさんいらっしゃいます。 頭痛や腰痛、肌荒れなど体調の変化や心の変化をともなってやってくる生理期間。いわゆる“ブルーデー”。ブルーが「憂鬱」を意味するところから、生理日をこういいます。 生理って、痛みがあるのが当たり前、面倒で厄介なものだと思っている人が多いかもしれません。でも、実は生理って、「痛みがない」というのが本来のあり方。 糸を引くほどドロドロしたり、粘りや塊があったりしませんか。量は多すぎず、鮮やかな赤い色で、さらさらした経血が健康的な生理。生徒さんが食べ物を変えて、体が温かくなって、最初に体質が改善されたのを実感されるのが生理の変化。血の状態がよくなっているという、確実な実感が沸いてくるようです。 「きれいな色の経血が出ました!こんなの初めて」 「痛みもなく、快適で、今まで私の生理はなんだったのなんて思いました 「不快な臭いがなくなって、嬉しくなりました」 ―などと感嘆のご報告をくださる生徒さんもいらっしゃるほど。 これぞ、“ブルーデー”が“バラ色に”。生理は、女性にとって「健康のバロメーター」。毎月の生理の経血をチェックすることで、自分の血の状態を確認できて、健康状態もわかります。 布ナプキンで不快な生理がなくなった!...

【更年期対策に小豆!】 ノンシュガーでほんのり甘い「発酵あんこ」の効果と作り方を解説します!【温活料理研究家 小川原智子さん】

【更年期対策に小豆!】 ノンシュガーでほんのり甘い「発酵あんこ」の効果と作り方を解説します!【...

2023.02.01

「更年期」というのは、成熟期から老年期へ移行する時期 「疲れがとれない」「下半身が冷える」「むくみやすい」「生理痛がひどい」「ちょっとしたことでイライラする」など、40歳を過ぎると、加齢による老化で体が変化して、これまでと何か違う感じが徐々にあらわれて、不調を感じる人が増えてくるようです。 このような不調は「更年期症状」として多くの女性にあらわれ、典型的なものとしては、冷えやのぼせ、ほてり(ホットフラッシュ)、動悸、息切れ、めまいといった体の症状をはじめ、イライラや倦怠感、憂うつ、不眠など精神的な症状もみられます。 これらは、自律神経という、自分の意識に関係なく、呼吸や心拍、循環、消化など、生命を維持するために必要な働きをもつ神経に関わる不調です。 「更年期」というのは、成熟期から老年期へ移行する時期で、日本産科婦人科学会では、「閉経前の5年間と閉経後の5年間とを併せた10年間を「更年期」と定義しています。 日本人の閉経の平均年齢は、49.5プラスマイナス3.5歳で、中央値は50.5歳といわれていますので、更年期というのは45歳から55歳くらいまでとなります。 更年期症状と更年期障害とは 更年期に現れるさまざまな症状の中でほかの病気に伴わないものを「更年期症状」といい、その中でも症状が重く日常生活に支障を来す状態を「更年期障害」と前出の学会では定義しています。 「更年期」とは、英語の「menopause」を翻訳したもので、語源は「月経(月のもの)がなくなる」。更年期の10年間には、健康状態を左右する重要な役割をするエストロゲン(卵胞ホルモン)という女性ホルモンの分泌量が加齢によって徐々に減っていくという、大きな変化が女性の体内で起きています。それによって、心身に違和感を覚えたり、不調が出てきたりします。 その上に、加齢などの身体的因子、成育歴や性格などの心理的因子、職場や家庭における人間関係などの社会的因子が複合的に関わって不調が起こると考えられています。 更年期に対して不安や恐怖を持つ人も 「不定愁訴(ふていしゅうそ)」といわれるほど、多様な症状が日によってあらわれるので、更年期に対して不安や恐怖を持つ人もみられます。更年期の世代の女性は、子どもの受験や就職、独立、親の介護、近親者の病気や死、仕事におけるプレッシャーや過度のストレスなど、自分だけでは解決できないさまざまな問題を抱えています。女性ホルモンのバランスの変化だけではなく、環境的な要因によっても心身が乱れがちです。加齢によって、病気のリスクも高くなってくる時期でもあります。 更年期障害に重視される「腎」の働き ほてりやのぼせ、イライラなど「更年期障害」は、生殖能力に大きく関わる「腎」と密接に関係しているといわれます。東洋医学では、人の体を「肝」「心」「脾」「肺」「腎」の五臓でとらえています。中でも重視されているのが「腎」の働き。江戸時代の大ベストセラー「養生訓」の中でもその大切さが説かれています。 ===== 腎は五臓のもと、脾は滋養の源である。それゆえに、人間の身体は脾腎を中心とする。草に根があるようなものである。大切に保養して堅固にしなければならない。本が丈夫であれば身体は健康である。(養生訓 貝原益軒著 伊藤友信訳 講談社学術文庫) ===== その「腎」が低下すると、体を温める力が落ちてきます。水の代謝が悪くなり、冷えやむくみが強くなります。また、生きるためのエネルギーが減ってきて、生殖エネルギーも下がります。不妊症(卵子、精子の質の低下)、精力の減退、膀胱炎、不感症、勃起不全、前立腺肥大など、生殖器のトラブルが起こりやすくなります。不妊症は男女ともに「腎」の機能不足が原因の一つだといわれていますので、「腎」の力を高めることが特に大切になります。 また「腎」が弱ると、白髪が増えたり、骨折しやすくなったりして、いわゆる老化現象が進みます。 「腎」を元気にするには「小豆」 子宮力を高めて、いつまでもキレイで過ごすには「腎」を元気にすることが必須。「腎」を元気にするには「小豆」。「小豆」の形が「腎臓」と似ていることから「腎」の養生食とされてきました。東洋医学には、「相似の理論」といって、ほかの動植物と形や役割が似ているものは同じような働きをするという考え方があります。「小豆」は、マメ科の一年草で、漢方薬としても使われる薬効の高い食品。小豆は、中医学では、赤小豆(せきしょうず)といわれる生薬です。強い利尿作用と解毒作用をもち、むくみの解消に昔から使われてきました。   小豆は「腎」の薬。その薬効を最大限活用する方法 小豆には、体の余分な熱を冷まして、だるさを緩和する作用がありますので、更年期特有の冷えのぼせといった症状を取り去ってくれます。昔から小豆は「腎」の薬だといわれ、女性は初潮を迎えるとお赤飯(小豆ごはん)でお祝いされてきました。小豆というと「あんこ」としてよく食べられますが、一般的にはたくさんの砂糖を使って作られます。 料理教室では、小豆の薬効を最大限活用すべく、できるだけ砂糖を使わないで料理に使っています。「あんこ」を作るときにも、砂糖を入れないで、ドライフルーツと合わせて炊いて、自然な甘みを楽しんでいます。 最近では、米麹と合わせて「発酵あんこ」を作っています。米麹の力で、小豆のでんぷんが糖に変わって、ほんのり甘い味わい。砂糖は入れていないのに、ほんのり甘い「発酵あんこ」は、家族や友人に喜ばれています。先日は「発酵あんこ」を主役にした「和の発酵アフタヌーンティー」を開きました。 ヘルシー&ワクワクなお茶時間が更年期対策に効果的 ヘルシーでおいしい和菓子のアフタヌーンティー。「更年期対策」になる小豆をワクワク楽しい気持ちでいただけるお茶時間。気分が落ち込んだり、イライラしやすい「更年期」には、ワクワクすることって必要だと思っていますので、楽しく食べる食卓を心がけています。 実際にワクワク、ドキドキは体によい効果があるといわれています。「喜ぶ」という感情は、血の巡りを促進します。 糖を使わない「発酵あんこ」レシピ、ご紹介しますね。 発酵あんこの作り方 ...

【更年期対策に小豆!】 ノンシュガーでほんのり甘い「発酵あんこ」の効果と作り方を解説します!【...

2023.02.01

「更年期」というのは、成熟期から老年期へ移行する時期 「疲れがとれない」「下半身が冷える」「むくみやすい」「生理痛がひどい」「ちょっとしたことでイライラする」など、40歳を過ぎると、加齢による老化で体が変化して、これまでと何か違う感じが徐々にあらわれて、不調を感じる人が増えてくるようです。 このような不調は「更年期症状」として多くの女性にあらわれ、典型的なものとしては、冷えやのぼせ、ほてり(ホットフラッシュ)、動悸、息切れ、めまいといった体の症状をはじめ、イライラや倦怠感、憂うつ、不眠など精神的な症状もみられます。 これらは、自律神経という、自分の意識に関係なく、呼吸や心拍、循環、消化など、生命を維持するために必要な働きをもつ神経に関わる不調です。 「更年期」というのは、成熟期から老年期へ移行する時期で、日本産科婦人科学会では、「閉経前の5年間と閉経後の5年間とを併せた10年間を「更年期」と定義しています。 日本人の閉経の平均年齢は、49.5プラスマイナス3.5歳で、中央値は50.5歳といわれていますので、更年期というのは45歳から55歳くらいまでとなります。 更年期症状と更年期障害とは 更年期に現れるさまざまな症状の中でほかの病気に伴わないものを「更年期症状」といい、その中でも症状が重く日常生活に支障を来す状態を「更年期障害」と前出の学会では定義しています。 「更年期」とは、英語の「menopause」を翻訳したもので、語源は「月経(月のもの)がなくなる」。更年期の10年間には、健康状態を左右する重要な役割をするエストロゲン(卵胞ホルモン)という女性ホルモンの分泌量が加齢によって徐々に減っていくという、大きな変化が女性の体内で起きています。それによって、心身に違和感を覚えたり、不調が出てきたりします。 その上に、加齢などの身体的因子、成育歴や性格などの心理的因子、職場や家庭における人間関係などの社会的因子が複合的に関わって不調が起こると考えられています。 更年期に対して不安や恐怖を持つ人も 「不定愁訴(ふていしゅうそ)」といわれるほど、多様な症状が日によってあらわれるので、更年期に対して不安や恐怖を持つ人もみられます。更年期の世代の女性は、子どもの受験や就職、独立、親の介護、近親者の病気や死、仕事におけるプレッシャーや過度のストレスなど、自分だけでは解決できないさまざまな問題を抱えています。女性ホルモンのバランスの変化だけではなく、環境的な要因によっても心身が乱れがちです。加齢によって、病気のリスクも高くなってくる時期でもあります。 更年期障害に重視される「腎」の働き ほてりやのぼせ、イライラなど「更年期障害」は、生殖能力に大きく関わる「腎」と密接に関係しているといわれます。東洋医学では、人の体を「肝」「心」「脾」「肺」「腎」の五臓でとらえています。中でも重視されているのが「腎」の働き。江戸時代の大ベストセラー「養生訓」の中でもその大切さが説かれています。 ===== 腎は五臓のもと、脾は滋養の源である。それゆえに、人間の身体は脾腎を中心とする。草に根があるようなものである。大切に保養して堅固にしなければならない。本が丈夫であれば身体は健康である。(養生訓 貝原益軒著 伊藤友信訳 講談社学術文庫) ===== その「腎」が低下すると、体を温める力が落ちてきます。水の代謝が悪くなり、冷えやむくみが強くなります。また、生きるためのエネルギーが減ってきて、生殖エネルギーも下がります。不妊症(卵子、精子の質の低下)、精力の減退、膀胱炎、不感症、勃起不全、前立腺肥大など、生殖器のトラブルが起こりやすくなります。不妊症は男女ともに「腎」の機能不足が原因の一つだといわれていますので、「腎」の力を高めることが特に大切になります。 また「腎」が弱ると、白髪が増えたり、骨折しやすくなったりして、いわゆる老化現象が進みます。 「腎」を元気にするには「小豆」 子宮力を高めて、いつまでもキレイで過ごすには「腎」を元気にすることが必須。「腎」を元気にするには「小豆」。「小豆」の形が「腎臓」と似ていることから「腎」の養生食とされてきました。東洋医学には、「相似の理論」といって、ほかの動植物と形や役割が似ているものは同じような働きをするという考え方があります。「小豆」は、マメ科の一年草で、漢方薬としても使われる薬効の高い食品。小豆は、中医学では、赤小豆(せきしょうず)といわれる生薬です。強い利尿作用と解毒作用をもち、むくみの解消に昔から使われてきました。   小豆は「腎」の薬。その薬効を最大限活用する方法 小豆には、体の余分な熱を冷まして、だるさを緩和する作用がありますので、更年期特有の冷えのぼせといった症状を取り去ってくれます。昔から小豆は「腎」の薬だといわれ、女性は初潮を迎えるとお赤飯(小豆ごはん)でお祝いされてきました。小豆というと「あんこ」としてよく食べられますが、一般的にはたくさんの砂糖を使って作られます。 料理教室では、小豆の薬効を最大限活用すべく、できるだけ砂糖を使わないで料理に使っています。「あんこ」を作るときにも、砂糖を入れないで、ドライフルーツと合わせて炊いて、自然な甘みを楽しんでいます。 最近では、米麹と合わせて「発酵あんこ」を作っています。米麹の力で、小豆のでんぷんが糖に変わって、ほんのり甘い味わい。砂糖は入れていないのに、ほんのり甘い「発酵あんこ」は、家族や友人に喜ばれています。先日は「発酵あんこ」を主役にした「和の発酵アフタヌーンティー」を開きました。 ヘルシー&ワクワクなお茶時間が更年期対策に効果的 ヘルシーでおいしい和菓子のアフタヌーンティー。「更年期対策」になる小豆をワクワク楽しい気持ちでいただけるお茶時間。気分が落ち込んだり、イライラしやすい「更年期」には、ワクワクすることって必要だと思っていますので、楽しく食べる食卓を心がけています。 実際にワクワク、ドキドキは体によい効果があるといわれています。「喜ぶ」という感情は、血の巡りを促進します。 糖を使わない「発酵あんこ」レシピ、ご紹介しますね。 発酵あんこの作り方 ...

【特集】心も体も変わる温活レシピ 「お米」で子宮温活 【温活料理研究家 小川原智子さん】

【特集】心も体も変わる温活レシピ 「お米」で子宮温活 【温活料理研究家 小川原智子さん】

2022.08.18

「お米」で子宮温活 「ごはん」という言葉が食事を意味するように、日本の食はまさにお米が主役。2500年前の縄文時代から稲作りが始まった日本古来の食べ物です。卑弥呼の邪馬台国時代には、主食の穀物になったといわれています。 日本の風土によく合って、作られてきたものであり、日本人が長い年月、食べ続けてきたもの。 実はお米を食べることで、「体温」も高めることができるんですよ。お米って、咀嚼を促すので、胃腸の蠕動(ぜんどう)運動が活発になるのです。胃腸って筋肉でできているので、動きが活発になると、体温が上がります。 体温アップという観点でも「お米」はマスト。昔の人は、「米は、子づくり、家づくり、国づくり」とよく言っていたもの。そのことは、身体を表す漢字に表れています。 おなかのことを「丹田」(たんでん)っていいます。そこは、身体の真ん中で、中心軸。血を作る大切なところ。丹田という漢字を見ると、なんとそこには「田」があるではないですか。 よい血を作って、体の中心を温めるには「お米」なんですね。「お米」を食べると、骨盤が強くなり、おなか周りにある子宮と卵巣が元気になります。子宮と卵巣が元気だと、健康的な卵子ができます。 稲(いね)の語源は「命(いのち)」の「根(ね)」という説があるそうです。稲は千倍に増える作物。お茶碗一杯のご飯は約三千粒、わずか三粒からなった実り。生命力の強いお米を食べることで、私たちの体の土台となる「命の根っこ」が作られるのです。  (参照:「人生が変わる!心と体を温める料理教室」 小川原智子著、フォレスト出版 ) 「こんがり醤油の焼きおにぎり」 ◆材料 残りごはん 1合分醤油    大さじ2 ◆作り方 ①三角形か丸形か好みの形におにぎりを握る。②コンロの上に置いた焼き網(または魚焼きグリルの焼き網)を火にかけて熱し、植物油を表面に塗っておく。③おにぎりを網にのせて焼く。表面に少し焼き色がついて、パリッとするまで5分ほど焼く。④醤油を塗って、また焼き網にのせて醤油が渇くまで焼き、また醤油を塗って・・・を3回繰り返す。 ◆ワンポイント たっぷり醤油をつけるので、塩を手につけないでおにぎりを結びます。焼き網のほか、フライパンに少量の油を敷いて焼いても。 AUTHOR 小川原智子(おがわらともこ) PROFILE 体温を上げる料理研究家 イエローハーモニー代表 1971年大阪生まれ。2001年、マクロビオティック料理教室イエローハーモニーを茨城県土浦市にオープン。延べ1万2000人の生徒を指導。 料理教室をはじめ「食卓から世界を笑顔に」をテーマに温活商品のプロデュースや料理レシピの制作、起業向けの健康経営研修、小中学校での食育講座などを行う。 MORE INFO 小川原智子著「人生が変わる!心と体を温める料理教室」(フォレスト出版) 小川原智子公式HP 小川原智子公式ブログ Instagram...

【特集】心も体も変わる温活レシピ 「お米」で子宮温活 【温活料理研究家 小川原智子さん】

2022.08.18

「お米」で子宮温活 「ごはん」という言葉が食事を意味するように、日本の食はまさにお米が主役。2500年前の縄文時代から稲作りが始まった日本古来の食べ物です。卑弥呼の邪馬台国時代には、主食の穀物になったといわれています。 日本の風土によく合って、作られてきたものであり、日本人が長い年月、食べ続けてきたもの。 実はお米を食べることで、「体温」も高めることができるんですよ。お米って、咀嚼を促すので、胃腸の蠕動(ぜんどう)運動が活発になるのです。胃腸って筋肉でできているので、動きが活発になると、体温が上がります。 体温アップという観点でも「お米」はマスト。昔の人は、「米は、子づくり、家づくり、国づくり」とよく言っていたもの。そのことは、身体を表す漢字に表れています。 おなかのことを「丹田」(たんでん)っていいます。そこは、身体の真ん中で、中心軸。血を作る大切なところ。丹田という漢字を見ると、なんとそこには「田」があるではないですか。 よい血を作って、体の中心を温めるには「お米」なんですね。「お米」を食べると、骨盤が強くなり、おなか周りにある子宮と卵巣が元気になります。子宮と卵巣が元気だと、健康的な卵子ができます。 稲(いね)の語源は「命(いのち)」の「根(ね)」という説があるそうです。稲は千倍に増える作物。お茶碗一杯のご飯は約三千粒、わずか三粒からなった実り。生命力の強いお米を食べることで、私たちの体の土台となる「命の根っこ」が作られるのです。  (参照:「人生が変わる!心と体を温める料理教室」 小川原智子著、フォレスト出版 ) 「こんがり醤油の焼きおにぎり」 ◆材料 残りごはん 1合分醤油    大さじ2 ◆作り方 ①三角形か丸形か好みの形におにぎりを握る。②コンロの上に置いた焼き網(または魚焼きグリルの焼き網)を火にかけて熱し、植物油を表面に塗っておく。③おにぎりを網にのせて焼く。表面に少し焼き色がついて、パリッとするまで5分ほど焼く。④醤油を塗って、また焼き網にのせて醤油が渇くまで焼き、また醤油を塗って・・・を3回繰り返す。 ◆ワンポイント たっぷり醤油をつけるので、塩を手につけないでおにぎりを結びます。焼き網のほか、フライパンに少量の油を敷いて焼いても。 AUTHOR 小川原智子(おがわらともこ) PROFILE 体温を上げる料理研究家 イエローハーモニー代表 1971年大阪生まれ。2001年、マクロビオティック料理教室イエローハーモニーを茨城県土浦市にオープン。延べ1万2000人の生徒を指導。 料理教室をはじめ「食卓から世界を笑顔に」をテーマに温活商品のプロデュースや料理レシピの制作、起業向けの健康経営研修、小中学校での食育講座などを行う。 MORE INFO 小川原智子著「人生が変わる!心と体を温める料理教室」(フォレスト出版) 小川原智子公式HP 小川原智子公式ブログ Instagram...

心も体も変わる温活レシピ 「よく噛んで食べると体温アップ!」【温活料理研究家 小川原智子さん】

心も体も変わる温活レシピ 「よく噛んで食べると体温アップ!」【温活料理研究家 小川原智子さん】

2022.08.07

「よく噛んで食べると体温アップ!」 「よく噛んでゆっくり食べる」と体によいといわれています。実は、「噛む」って、食べ物を体に取り入れるためだけではなく、全身を活性化させてくれるすごいパワーがあるんですよ。 「噛む」ことによって分泌される唾液に含まれるホルモンには、老化を抑制し、若返りに役立つ成長ホルモンなどが含まれます。「噛む」ことは、女性が気になるダイエットにも美肌にも大きな効果をもたらします。 またよく「噛む」ことは「温活」の効果もてき面。「噛む」ことで、内臓脂肪が燃焼し、熱が生まれれば体が温まり、体温も上昇します。 食べ物をよく噛むと、脳が刺激され、ヒスタミンという脳内物質が分泌されます。内臓脂肪を分解する働きがあり、脂肪が燃焼し、熱を生み出すのです。熱が発生すると体温を一定に保つために、血管が広がり、全身の血流がよくなります。 日本歯科医師会によると、一口につき30回以上「噛む」ことが理想とされています。現代人の「噛む」回数は、10〜20回といわれており、昔の人と比べて少なくなっているといわれています。戦後、ファーストフードの進出にともない、脂肪が多く、柔らかい加工食品が増えたことも一因ではないでしょうか。 食事やおやつで食材の硬さ、大きさなどを工夫して、適度に噛み応えがあるものを組み合わせてみましょう。「噛む」回数が増えると、体の中から温まってきます。 (参照:「人生が変わる!心と体を温める料理教室」(小川原智子著、フォレスト出版) 「噛むカムレシピ!甘くない塩かりんとう」 ◆材料 小麦粉 2カップ  自然塩 小さじ1/2  植物油(菜種油、白ごま油など) 大さじ2 冷水 1/2カップ弱 打ち粉として 強力粉  適宜 植物油  適宜 自然塩  少々 ◆作り方 小麦粉と自然塩をボウルに入れ、植物油を加えて、手の平で小麦粉と植物をすり合わせる。 に冷水を少しずつ加えて、木べらで全体を混ぜ合わせ、ひとつにまとめる。 まな板に打ち粉をして、生地を麺棒で5mm幅の長方形に伸ばし、5mm幅に切り、形を整える。 揚げ油を中温にして、一本ずつ生地を入れて揚げる。揚げ立てのかりんとうに自然塩をふる。 ◆ワンポイント 一般的によく見かけるかりんとうとは違って、まったく甘くないかりんとうです。噛めば噛むほど粉の甘みが味わえます。甘さがほしいときは、好みで黒砂糖やシナモンなどまぶしてください。 AUTHOR 小川原智子(おがわらともこ)...

心も体も変わる温活レシピ 「よく噛んで食べると体温アップ!」【温活料理研究家 小川原智子さん】

2022.08.07

「よく噛んで食べると体温アップ!」 「よく噛んでゆっくり食べる」と体によいといわれています。実は、「噛む」って、食べ物を体に取り入れるためだけではなく、全身を活性化させてくれるすごいパワーがあるんですよ。 「噛む」ことによって分泌される唾液に含まれるホルモンには、老化を抑制し、若返りに役立つ成長ホルモンなどが含まれます。「噛む」ことは、女性が気になるダイエットにも美肌にも大きな効果をもたらします。 またよく「噛む」ことは「温活」の効果もてき面。「噛む」ことで、内臓脂肪が燃焼し、熱が生まれれば体が温まり、体温も上昇します。 食べ物をよく噛むと、脳が刺激され、ヒスタミンという脳内物質が分泌されます。内臓脂肪を分解する働きがあり、脂肪が燃焼し、熱を生み出すのです。熱が発生すると体温を一定に保つために、血管が広がり、全身の血流がよくなります。 日本歯科医師会によると、一口につき30回以上「噛む」ことが理想とされています。現代人の「噛む」回数は、10〜20回といわれており、昔の人と比べて少なくなっているといわれています。戦後、ファーストフードの進出にともない、脂肪が多く、柔らかい加工食品が増えたことも一因ではないでしょうか。 食事やおやつで食材の硬さ、大きさなどを工夫して、適度に噛み応えがあるものを組み合わせてみましょう。「噛む」回数が増えると、体の中から温まってきます。 (参照:「人生が変わる!心と体を温める料理教室」(小川原智子著、フォレスト出版) 「噛むカムレシピ!甘くない塩かりんとう」 ◆材料 小麦粉 2カップ  自然塩 小さじ1/2  植物油(菜種油、白ごま油など) 大さじ2 冷水 1/2カップ弱 打ち粉として 強力粉  適宜 植物油  適宜 自然塩  少々 ◆作り方 小麦粉と自然塩をボウルに入れ、植物油を加えて、手の平で小麦粉と植物をすり合わせる。 に冷水を少しずつ加えて、木べらで全体を混ぜ合わせ、ひとつにまとめる。 まな板に打ち粉をして、生地を麺棒で5mm幅の長方形に伸ばし、5mm幅に切り、形を整える。 揚げ油を中温にして、一本ずつ生地を入れて揚げる。揚げ立てのかりんとうに自然塩をふる。 ◆ワンポイント 一般的によく見かけるかりんとうとは違って、まったく甘くないかりんとうです。噛めば噛むほど粉の甘みが味わえます。甘さがほしいときは、好みで黒砂糖やシナモンなどまぶしてください。 AUTHOR 小川原智子(おがわらともこ)...

心も体も変わる温活レシピ 「山芋の皮のチップス」小川原智子さん

心も体も変わる温活レシピ 「山芋の皮のチップス」小川原智子さん

2022.08.07

山芋の皮やねぎの根っこ、キャベツの芯・・・。 一般的には捨ててしまう部分ですが、私の料理教室ではおいしくいただいて います。 「え〜!これも食べるんですか!?」 いぶかしそうな目つきで見ていた生徒さんも、実際に料理にして食べていただくと、意外や意外、おいしさに開眼される人が多数なんですよ。 野菜というと、大根の皮や人参の皮、きれいにむいて皮を捨てて、実だけを食べるのが一般的ですよね。 でも、実は捨てている皮や根には、栄養がギュッと詰まっているのです。実と皮の間には、それ以外のところには含まれないビタミンやミネラルが含まれています。 また皮や芯などには、近年になって、食物繊維が豊富なため、腸の健康に役立つこともわかってきました。人参の皮には、免疫力を高めるカロテンが多く含まれていますし、キャベツは内側の葉よりも外側の葉と芯にビタミンがたくさん含まれています。 また、野菜の皮やヘタには、第7の栄養素として「フィトケミカル(ファイトケミカル)」が豊富に含まれています。 フィトケミカルは免疫力向上、アレルギーの抑制、肥満の予防など、健康に生きる手助けをしてくれます。 血流促進の効果もあり、冷え性改善にも役立ちます。  皮も芯も捨てちゃもったいない!! でも、野菜を丸ごと食べるとなると、「野菜に使用されている農薬が気になる」「化学肥料などの残留が気になる」という声をお聞きします。まずは、野菜を水でよく洗って食べるとよいでしょう。 さらに、農薬や化学肥料を使用しない無農薬野菜、有機野菜を選んでみましょう。可能なら自分が生産者になって、家庭菜園で安心な野菜を育てることもおすすめです。 野菜の皮や芯を食べることは、健康効果だけではなく、最近テレビや新聞でよく聞くようになったSDGs(*)の観点でも、食品ロスを減らすことにもつながります。 *SDGsとは・・・「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称。国連で採択された国際社会共通の17の目標。 【山芋の皮チップスレシピ】 (著書「人生が変わる!心と体を温める料理教室」より) 材料 ・山芋の皮 10長さ ・米粉   小さじ2 ・自然塩  少々 ・菜種サラダ油  適宜 ・焼き塩  少々 作り方 1 山芋をよく洗って皮を厚めにむいて、チップス状に切り、自然塩を少々まぶしておく。 2 1に米粉をまぶす。 3 小さめの鍋に菜種サラダ油を入れ、中温に熱してパリッと素揚げする。カリッとしてきたら、バットに取り、余分な油を切る。...

心も体も変わる温活レシピ 「山芋の皮のチップス」小川原智子さん

2022.08.07

山芋の皮やねぎの根っこ、キャベツの芯・・・。 一般的には捨ててしまう部分ですが、私の料理教室ではおいしくいただいて います。 「え〜!これも食べるんですか!?」 いぶかしそうな目つきで見ていた生徒さんも、実際に料理にして食べていただくと、意外や意外、おいしさに開眼される人が多数なんですよ。 野菜というと、大根の皮や人参の皮、きれいにむいて皮を捨てて、実だけを食べるのが一般的ですよね。 でも、実は捨てている皮や根には、栄養がギュッと詰まっているのです。実と皮の間には、それ以外のところには含まれないビタミンやミネラルが含まれています。 また皮や芯などには、近年になって、食物繊維が豊富なため、腸の健康に役立つこともわかってきました。人参の皮には、免疫力を高めるカロテンが多く含まれていますし、キャベツは内側の葉よりも外側の葉と芯にビタミンがたくさん含まれています。 また、野菜の皮やヘタには、第7の栄養素として「フィトケミカル(ファイトケミカル)」が豊富に含まれています。 フィトケミカルは免疫力向上、アレルギーの抑制、肥満の予防など、健康に生きる手助けをしてくれます。 血流促進の効果もあり、冷え性改善にも役立ちます。  皮も芯も捨てちゃもったいない!! でも、野菜を丸ごと食べるとなると、「野菜に使用されている農薬が気になる」「化学肥料などの残留が気になる」という声をお聞きします。まずは、野菜を水でよく洗って食べるとよいでしょう。 さらに、農薬や化学肥料を使用しない無農薬野菜、有機野菜を選んでみましょう。可能なら自分が生産者になって、家庭菜園で安心な野菜を育てることもおすすめです。 野菜の皮や芯を食べることは、健康効果だけではなく、最近テレビや新聞でよく聞くようになったSDGs(*)の観点でも、食品ロスを減らすことにもつながります。 *SDGsとは・・・「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称。国連で採択された国際社会共通の17の目標。 【山芋の皮チップスレシピ】 (著書「人生が変わる!心と体を温める料理教室」より) 材料 ・山芋の皮 10長さ ・米粉   小さじ2 ・自然塩  少々 ・菜種サラダ油  適宜 ・焼き塩  少々 作り方 1 山芋をよく洗って皮を厚めにむいて、チップス状に切り、自然塩を少々まぶしておく。 2 1に米粉をまぶす。 3 小さめの鍋に菜種サラダ油を入れ、中温に熱してパリッと素揚げする。カリッとしてきたら、バットに取り、余分な油を切る。...